選んでいただける店づくり!
売り手市場から買い手市場に移行した途端、急激に業績が厳しくなったお店が
多くあります。しかし、全てのお店が悪いわけでありません。
ただ良いお店と悪いお店が、よりはっきりしただけです。
良いお店とは、当然ですがお客さまから選ばれたお店であり、逆に悪いお店と
はお客さまから選ばれなかったお店のことです。
お客さまは、お店に行って得をするからまた行くのであって、お店に行っても
損をするお店では二度と行きません。
そのお客さまに「得をした」と感じてもらえるものの一つが記憶に残るサービ
スです。つまり同じ商品を売ったとしても、お客さまに得を感じてもらえるこ
ともあれば、逆にお客さまに損と感じさせてしまうこともあるということです。
料理が遅い、ドリンクが来ない、無愛想な接客だった、また呼んでも返事もし
ないと言うこと等々は、損をしたと感じる一例です。
逆に、親切に対応してくれた、感じが良かった、お料理が美味しかった、何か
頼んでも嫌な顔一つしなかった等々は、得をしたと感じる一例です。
このように、働く人達の仕事の考え方や仕事の進め方の違いによって、お客さ
まは、得をしたり、損をした、と感じるのです。
お客さまの立場で考えようとは、そんなお客さまに得をしたと感じてもらえる
仕事をすることで、次回も選んでもらえる店にすることです。
繁盛店とは、そんな一人ひとりの仕事振りの結果生まれます。
だからサービスの良し悪しでお店の評判が決まり、そして、次回の来店に結び
付く決定的な要因の一つとなるのです。